遅くなり申し訳ございません。
年末年始診療時間変更のお知らせ
12月28日 午前診のみ
12月29日 午前診のみ
12月30日~1月1日 完全休診
1月2日から通常通り
となります
ご迷惑おかけいたしますが宜しくお願いいたします
2020.12.24 | お知らせ, 院長ブログ | comment:0
遅くなり申し訳ございません。
年末年始診療時間変更のお知らせ
12月28日 午前診のみ
12月29日 午前診のみ
12月30日~1月1日 完全休診
1月2日から通常通り
となります
ご迷惑おかけいたしますが宜しくお願いいたします
2020.10.24 | 院長ブログ | comment:0
なんか知らんけどタマネギ中毒が続いてます
コロナ ステイホームの影響かタマネギが豊作で安いのか
皆さん知ってるとは思いますが犬猫にタマネギ食わしたらいけません
何が起こるか
赤血球が酸化障害されて溶血します
原因物質はアリルプロピオジスルフィドという舌を噛みそうな名前
これ重要
国家試験に必ず出るからねと言われて20年
今年出た最新の本だとn-プロピルチオ硫酸ナトリウムとかに変わってた
同年代のオッサンはもう一回試験受けたらたぶん全滅です
まあそれは置いておいて
やっかいなのは特別な治療がないこと
食べたすぐなら吐かせる事ができますが
吸収されてしまったら
赤血球の膜が障害されて、溶血するのでいつ症状でるか読めない
教科書でも発症は1日から数日と記載されていて
これ困るよね
何が困るって
いつまで入院させるか?
溶血すると貧血が出るのは当然として溶血した物質で急性腎障害を起こすことがあるので結構注意が必要
僕も高校生の時に剣道やりすぎて
溶血してヘモグロビン尿を出した時
急に腹痛が出て真っ黒なオシッコが出て死ぬと思った
あとで警察の先生に聞いたら
「おーお前も出たか、一人前やな、チ〇チ〇痛かったやろ?」
あれ腎臓が痛いのは分かるけど、なんで竿まで痛いのか25年経った今でも不思議です
脱線しました
元に戻すと
症状がなくて元気なのに入院なので
「いつまで入院?」
て必ず聞かれる
5日以内に貧血が最下点に達すると言われているけど
ニンニク使った実験では9-10日くらいだったとの報告もあって
さてどうするか
落ち着いていれば、その前に適当な所で返すことに大体なります
でも血液検査見てると症状なくてもスーっと貧血が進んでいくので
溶けてはいる
食わせないのが一番
ご注意を
2020.10.22 | 院長ブログ | comment:0
冒頭通り
術後2カ月半、私の骨折が癒合しました
運動許可も出て、あとは落ちた筋量を戻すだけ
経過は極めて良好との事
もともと
体育大の学生で2か月半くらいかな
との事だったので
かなり早い
担当の先生が意外そうでした
当院には人の保険適応になっている先進治療であるLIPAS(超音波骨折治療器)あるのですが
それを1日2回
医療機器メーカーにもエビデンスがない回数で照射した効果がでたようです
まあ、もともと全く言う事きかない動物の骨折を治しているんだから、自分の骨折の治療なんかわけはありません
若いものは若さと体力で
オッサンは知恵とテクノロジーで
当方43歳のオッサン、大分と細胞分裂も少なくなってきてますが
若いものには負けないぞ
2020.10.17 | 院長ブログ | comment:0
子宮蓄膿症だった大型犬の子が無事退院しました
子宮蓄膿症といえば結構メジャーな病気でありふれた病気ではありますが
大型犬 特に30キロとか越えてくると話は別
格段に難しくなります
たしか通常の避妊手術でも大型犬では30%くらいの術後出血があるって論文があったはず
年取ってくると脂肪やら靭帯やら結紮部位について格段に太くなるので更に結紮が難しい
おまけに炎症やら何やら
何とかの法則(名前忘れた)に従って締める糸の輪が大きくなればなるほど半径の2乗に反比例して締める力が弱くなるのと糸のグリップ力が効かなくなるのが原因
当方 ベンチプレス130キロ
たぶん日本で有数の結紮力やと思うんですが
それでも一発目は跳ね返され(糸のグリップ力が足りなかった)
特殊な変法締め上げで締め上げて無事終了
退院となりました
避妊去勢の特集の載ってる雑誌は全部目を通してるんですが
最近の特集でも小型犬でどうするかは超得意げに書いてあって
結びに、大型犬は苦労してます
皆さんどうしてますか?
みたいな終わりでした
最高で65キロのゴールデンのやった事ありますが
高体温で腹腔内脂肪は溶けて結紮糸は滑るし、結紮した所から油が出てきて油まみれ
手袋を変えながらの手術
しんどすぎて
もう二度とやりたくありません
若いうちは比較的楽です
大型犬の避妊手術は若いうちにしてください
獣医からの勝手なお願いです
2020.10.10 | 院長ブログ | comment:0
昨日は入院もいたので筋トレしながら夜遅くまで病院に
そしたら夜11時に裏口のドアをガチャガチャやる音が
風かと思ったけど
風除けの小屋があるし・・・
当院の診察は七時半まで(新患、セカンドオピニオンははもっと早くこいよ)
夜の救急はやってません
怖いじゃん!!
足も8割がた治ってきたので
いざとなったら
骨折の呼吸
壱の型
松葉杖フルスイング
おみまいします!!
来ちゃだめよ
昨日は休診、お昼に大型書店へ専門書を見にいきました
市内には数は少ないですが獣医専門書が置いてある本屋があります
一通り見て
医学書コーナーへ
ご存じの通り獣医は全科診療
お医者さんの様にサル🐵だけ見てるわけではなく
色々な動物の色々な部位を見なければならず
それぞれ動物によって結構バリエーションが違うので
どっちかと言うと比較医学と言ったほうがいいんじゃないか?
と個人的にはおもってます
まあ、でも
サルでどうやってるのか
参考になるので必ず医学書コーナーへ
買ったのがこれ
薄いし結構アグレッシブな本でしょ
分厚い本も買おうかと思ったのですが
重たいし、コロナの下置いてるのを買うのはどうかと思って却下
本当は本屋さんのために店舗で買わないといけないのですが
足が痛いので却下
犬猫と人の皮膚では解剖学的に結構異なるので参考程度ですが
読んでみます
今日、お預かりしていた御献体を火葬
ようやくお返しできました
恐らく現在、愛護法その他の問題で
獣医師の、特にワンちゃんの献体解剖は難しく
知る限り僕も知らない闇のルートに頼るか、アメリカに実習に行くかしないと難しいのが現状です
どれくらい難しいかと言うと
僕の学生時代、約20年前
外科実習時に(それすらもコンプライアンスの問題で実習時間の制限がある中)
当時の外科研究室の助教授が
「悪いな、悪いな、ちょっと確認させて」
と学生の実習を止めさせてまで解剖学的構造を確認して写真撮って
その撮った本人しか分からんような写真が
数年前のセミナーでまだ現役で使われているという
そんな感じです
どこか解剖学研究室に所属すればいいじゃないかとか、模型でいいじゃないかとか思われるかもしれませんが
ホルマリンで固定してしまうと、蛋白が変性してしまい
手術時に必要な膜の解剖が失われてしまうので
タイミングと時間との勝負となり
相当に準備しても
一日17~18時間以上
ぶっ通し
夜通し休憩なしで実施して
それを何日も実施することになり
そうなると休日しかできず
またコロナ禍や私事の骨折など色々あり
お返しが遅くなりましたが
無事お返しできてホッとしました
今回の経験は獣医師人生の中で貴重な経験でした
今後、より多くの動物を救っていく所存です
有難うございました
今日は免疫介在性血小板減少症の子検診でした
と言っても発症は2年半前
現在も免疫抑制剤を内服していますが、まだまだ元気です
免疫介在性血小板減少症とは血小板が少なくなって血が止まらなくなる病気で
この子の場合は血小板がほぼ0の状態になってしまい、大量の免疫抑制剤を投入、二度の輸血、胸水も貯留、最終的にはPCV(貧血の度合い、普通40パーセントくらい9)も10%まで追い込まれて
ICUで高濃度酸素下で約2週間
点滴ラインを死ぬ気で管理した
激闘のサバイバーですが今は元気です
こういう子が入院でいると、こちらも死んでしまいそうになりますし
助かるときも助からない時もありますが
プロとして坦々と打つべき手を打ち
全てをコントロールして
命をつないで
治療を組み立てていきます
こういう戦いに必要なのは技術も必要ですが、飼い主さんの協力が不可欠です
よくインフォームドコンセント、満足の治療とか言われますが
僕はインフォームドコンセントとは
満足のためだけではなく
治療を円滑に進めるためにインフォームしてコンセント(同意)をとる
そういうもんだと思ってます
言葉の足らん人間ですが
戦うときは徹底的に戦います
ご信頼ください
2020.9.24 | お知らせ, 院長ブログ | comment:0
昨日は自分の整形外科再診
先生のオッケーが出て普通に歩く許可が出ました
サポーターがデカくて
合う靴がまだないので変なスリッパ履いてますが
全開バリバリです
もうフック船長とは呼ばせません
ご迷惑おかけいたします