フィラリア予防キャンペーン開始しています
ぼちぼち皆さん持って行かれてます
その時よく聞かれる質問に
「いつから飲ませたらいいんですか?」
というのがあります
当院の対応としてはメーカーは5月からと言っていますが、ウチとしては3~4月から、また感染リスクのある環境なら年間投与を奨めています
厳密にはHDU(HEART WORM DEVELOPMENT HEART UNIT)というものがあって、これに基づいて投薬期間が決まります
これは地域別に計算によって出されるものです
ただ、大阪と言ったって色々あって、
水辺に近い所、蚊の多い所があり
個別に環境も異なります
特に岸和田はまだまだフィラリアの発生が結構ありまして
個人的にはアライグマなどの野生動物が感染源になっているのではないかと思っていますが(病院の近くのドブにもデッカイのがいます)
そういう事を考えると少し早めに投薬した方がいいんではないかと獣医師として思ってます
余談ですが、最近鯉の傷薬を買いにカンカンのペットショップ行ったら、売れすぎて売り切れだそうです
たぶんアライグマだそうです
ちなみに副作用ですが成分のイベルメクチンが6~12μg/㎏含まれるのですが、感受性が高い品種でも中毒発現量は150μg/㎏くらい
問題になりません
科学リテラシーがない、エビデンスがないと怒られそうですが(笑)
全部知った上でどう対応するか
THIS IS 科学リテラシー
これが大事です