今日は免疫介在性血小板減少症の子検診でした
と言っても発症は2年半前
現在も免疫抑制剤を内服していますが、まだまだ元気です
免疫介在性血小板減少症とは血小板が少なくなって血が止まらなくなる病気で
この子の場合は血小板がほぼ0の状態になってしまい、大量の免疫抑制剤を投入、二度の輸血、胸水も貯留、最終的にはPCV(貧血の度合い、普通40パーセントくらい9)も10%まで追い込まれて
ICUで高濃度酸素下で約2週間
点滴ラインを死ぬ気で管理した
激闘のサバイバーですが今は元気です
こういう子が入院でいると、こちらも死んでしまいそうになりますし
助かるときも助からない時もありますが
プロとして坦々と打つべき手を打ち
全てをコントロールして
命をつないで
治療を組み立てていきます
こういう戦いに必要なのは技術も必要ですが、飼い主さんの協力が不可欠です
よくインフォームドコンセント、満足の治療とか言われますが
僕はインフォームドコンセントとは
満足のためだけではなく
治療を円滑に進めるためにインフォームしてコンセント(同意)をとる
そういうもんだと思ってます
言葉の足らん人間ですが
戦うときは徹底的に戦います
ご信頼ください