院長ブログ

  • 乳腺腫瘍摘出術

    2013.10.10 | 腫瘍外科, 院長ブログ | comment:0

    16歳、フィラリア陽性、自壊して大量出血していた乳腺腫瘍を摘出した子の抜糸が完了しました

    以前から小さなしこりがあり、経過観察していたそうですが、2週間でこのサイズになったそうです

    (かなりグロテスクな画像が含まれます)

    術前はこんな感じ

    https://www.higashi-kishiwada-ah.com/?attachment_id=1682

    かなりの大きさです

    抜糸後

     

    元気です

    現在、ワンちゃんの平均寿命は13.9歳だそうです

    正直、かなりのハイリスク手術、

    大きさ、腫瘍の悪性度、腫瘍血管の多さ、年齢、フィラリア感染なども半端ではない手術でした

    乳腺腫瘍はワンちゃんの腫瘍で一番多い腫瘍ですが、避妊手術を実施すれば、初回発情前で0.05% 二回目の発情前で8% 二回目の発情以降の実施で26%の発生率と避妊手術で発生を予防できる腫瘍です

    フィラリア予防に関しては今更言うまでもありませんが、当院の地域は周囲の自然環境も相まって感染率はかなりの割合になるようです(出来たら通年予防、抗体検査をしましょう)

    また、腫瘍に関しては大きさが二倍になるスピードが人間だと一番早いものでも数カ月単位なのに対し、ワンちゃんネコちゃんでは2~3日で倍の大きさになる事もありますし、良性のものが悪性に転化することもありますので経過観察はお薦めしません

    一度病気になったら治すのは大変です

    自信があるから今回、手術を実施しましたが、状態が悪い子だとこちらも命がけです

    医学は魔法ではありません

    早期発見、早期治療及び予防が大事ではないでしょうか

     

     

     

     

     

     

     

     

  • 10月17日診察時間短縮のお知らせ

    2013.10.10 | お知らせ, 院長ブログ | comment:0

    突然ですが、10月17日(木)の午後診療はセミナー出席のため19:30分受付終了とさせて頂きます

    ご迷惑おかけいたしますが、宜しくお願いいたします

    東岸和田動物病院

     

  • 眼瞼裂傷

    2013.10.10 | 軟部外科, 院長ブログ | comment:0

    獣医は全科診療

    時には形成外科もどきもやります(グロテスクな画像も含みます

    この子は同居の子に噛まれたた子

    瞼がザックリ短冊状に切れています

    https://www.higashi-kishiwada-ah.com/blog/page-1652/attachment/dsc00223-3/

    縫合直後

    https://www.higashi-kishiwada-ah.com/blog/page-1652/attachment/dsc00225-3/

     

     

    抜糸直後

    https://www.higashi-kishiwada-ah.com/blog/page-1652/attachment/cimg1259-2/

    少し時間が経てばもう少しなじんでくるでしょう

    もともとこの部位の縫合は難しめなのに加えて、外傷は組織が挫滅したりしているので結構難しい

    でも誰も分かってくれない

    自己満です

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  • 10月12、13日、午後診短縮のお知らせ

    2013.10.4 | お知らせ, 院長ブログ | comment:0

    10月12、13日の午後診療は祭礼のため7時までとなります

    午前診は通常どうり実施いたします

    ご迷惑おかけいたしますが宜しくお願いいたします

    東岸和田動物病院

  • 指間の腫瘍、患肢温存

    2013.9.28 | 温熱療法(焼烙処置), 院長ブログ | comments:7

    ガン温熱療法を実施、治療完了しました

    ガン温熱療法とは、ガン細胞が42度以上の温度に弱い事や腫瘍内部の血管が熱によって拡

    張せず、熱を逃がしにくい構造になっている事を利用して、腫瘍を熱で治療する治療法で

    腫瘍細胞に熱を加えることにより産生されるHSP(ヒートショックプロテイン)が免疫を刺激することもできます

    当院の動物専用の温熱療法器、AMTC200にて今回治療した指間の5センチ大の腫瘍の治療を、飼い主様の了承を得て掲載します(グロテスクな画像も含まれますので見たくない方はあしからず

    https://www.higashi-kishiwada-ah.com/wp-content/uploads/DSC00154.jpg

     

    指の間の5センチの腫瘍です、ガンの治療の第一選択は外科療法ですが、この場合腫瘍切除後、縫うことが出来ないため、外科治療するには左右の指を断指(歩けなくなる可能性があります)するか、断脚するしかありません

    そこで今回、オーナー様と相談の上、腫瘍をブロック(ある程度の塊でないと悪性度はわかりにくい)で切除しつつ病理検査に出し、その結果によっては拡大切除するとの事で温熱治療を実施しました

    https://www.higashi-kishiwada-ah.com/wp-content/uploads/DSC00157.jpg

     

    腫瘍の切り出しの後、腫瘍に針を刺して1ク―ル10分を三回、計30分の焼烙を実施しました

    https://www.higashi-kishiwada-ah.com/wp-content/uploads/DSC00159.jpg

    翌日

    https://www.higashi-kishiwada-ah.com/wp-content/uploads/DSC00163.jpg

    3日目、腫瘍組織が大分、壊死してきています

    漿液がかなりでていますが、食欲元気は良好です

    https://www.higashi-kishiwada-ah.com/wp-content/uploads/DSC00171.jpg

    1週間目、漿液が出なくなり、壊死の進行も止まりました

    https://www.higashi-kishiwada-ah.com/wp-content/uploads/DSC002001.jpg

    2週間目、皮膚の治癒が進行しています

    https://www.higashi-kishiwada-ah.com/wp-content/uploads/DSC00228.jpg

     

    24日目、完治しました

    この治療は治癒するまでに外科手術に比べ、手間や時間がかかる事、腫瘍の種類によっては使用できないこともありますが、短時間(1クール10分)で済むことや外科的に取りきれない場所に使える事、足の温存ができるなど多くのメリットもあります

    とくに局所腫瘍(体表部、足、口腔腫瘍)に効果があると思われます

    ずるいですが、足先など、取りきれない腫瘍は、一部病理に送って温熱治療器で治療し、悪性度が高ければ拡大切除、そうでもなければこのまま癒合させる、そういう二段構えで備えられるのは大きなメリットと思われます

    適応かどうかは見てみないと分かりませんので、一度御来院の上ご相談ください

    また、他の症例についてはAMTC200と検索して頂けると色々出てきます

    参考にどうぞ(ショッキングな画像も多いですが

     

  • 映画見てきました

    2013.9.26 | 院長ブログ | comment:0

    昨日は休診

    梅田で映画見てきました

    見たのはこれ

    台湾、香港でメガヒットを記録した台湾の青春映画だそうです

    奥さんには白い目で見られ

    自分的にもいい年して青春映画なんて・・・と恥じ入りながら行きましたが

    なかなかどうして妙齢の紳士淑女ばかりで、僕が一番若手でござりました

    内容も雑誌の推薦どうり90年代ノスタルジーワールド全開です

     

    35~45歳くらいの方、灰色の青春を送った自覚のある方

    お薦めです

    韓流が一段落した今、次にくるのは台湾流でしょうか

     

     

     

  • 回盲部結腸切除および空腸結腸吻合術

    2013.9.15 | 腫瘍外科, 院長ブログ | comment:0

    16歳の猫ちゃんの盲腸部分の腫瘍を摘出いたしました

    術前の状態で16歳と高齢なことに加え2カ月で体重が25パーセントも減ってしまっていたり、猫エイズに感染していたり、腎不全があり他にも色々となかなか状態は悪かったですが、腫瘍が完全に腸を塞いでしまっているとなれば手術をせざるをえません

    場所は回盲結腸部と言われる所で直腸に血液を送る血管が入りこむ所、少しでも血管に傷を付けると腸が壊死してしまうという、通常の腸の手術に比べて100倍くらい(言いすぎかも・・・)難しい所でしたが無事成功

    摘出前

    摘出後

    本日抜糸、食事も採れるようになり、元気も出てきました

    病理結果は悪性度の高い腺癌

    ワンちゃんネコちゃんの消化管の腫瘍は発見された時点で根治が困難な事が多く

    この子の場合も全てを取り除くことは出来ませんでしたが、腸閉塞さえ解除できればご飯も食べられますし、元気もでます

    高齢の子で最近食欲がない、時々嘔吐するなどございましたら早目の検査をお勧めいたします。

     

     

     

     

     

    こんな感じ

  • 祭礼中の診療について

    2013.9.12 | お知らせ, 院長ブログ | comment:0

    祭礼中(13、14、15日)も通常どうり診療しております

    何かあれば診察いたしますので宜しくお願いいたします

    東岸和田動物病院

     

  • 頚部唾液腺嚢腫切除

    2013.9.5 | 軟部外科, 院長ブログ | comment:0

    唾液腺切除(舌下腺、下顎腺)を実施いたしました

    この病気は唾液を出す唾液腺と口の開口部の間に何らかのトラブルが発生する(不明な事が多い)ことにより、皮下に唾液が漏れ出しこんな感じになります

    治療としては何回か貯まった液体を抜くと良くなることもありますが、基本的には外科手術が適応となり、この子の場合は地面に当たってしまう事と液体を抜いても二日程度でこれくらい貯まってしまうので手術に踏み切りました

     

    摘出した唾液腺です

    左の大きい井方が唾液腺、右側の黒い部分が唾液腺の導管で先が黒く壊死、そこから漏れていたと思われます

     

    術後2週間です

    他院にて6カ月ほど内科療法を実施していたため、皮膚の下にカプセルが出来ているため少し唾液の残りの腫れがありますが、しばらくすれば落ち着いてくるはずです

    心当たりのある方はお問い合わせください

  • Cアーム(X線透視装置)導入しました

    2013.8.30 | 院長ブログ | comment:0

    今日はお昼に手術を済ませてからCアームの搬入を実施しました

    かなりの大雨の中だったので、正直

    大丈夫かよ!?とも思いましたが無事搬入成功!!

    オペ室に鎮座いたしました

    整形外科や肝臓外科はたまた、この辺にまだまだ多いフィラリア症にも力を発揮してくれるはず

    リーガシュアとのツーショット

    開業して一年弱、内視鏡が入り、ガス滅菌器 ICUついでCアーム

    歴史があさく、スタッフ数も少ないですが、戦力はイージス艦並みになりつつあります

    色々異論はあるとは思いますが

    ある有名な外科の先生が言ってました

    「牛乳飲むのに鼻から飲んだから口から飲むよりスゲーって事ないでしょ、得られる結果が同じなら、良いものを使って早く正確なほうが断然良い、術者が大汗かいたからって結果は変わらない」

    僕もそう思います

    あとは艦長である僕しだい

    出来ることは出来ると言うし、出来ないことでも、僕が出来ないのか、医学の限界で出来ないのか、処方内容の開示を含め、正直に真っ当にやって行こうと思います

    応援宜しくお願いいたします

     

     

東岸和田動物病院

岸和田市土生町2-30-15(イオン近く)

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