院長ブログ

  • フェレットの異物

    2018.4.20 | 院長ブログ | comment:0

    フェレットの異物を摘出した子の抜糸を行いました

    最近フェレットの消化器疾患が続いています

    何でだろう?

    フェレットも犬猫と同じように異物やジステンパーなどの感染症で消化器症状を起こします

    先月診たジステンパーの子は何故か治っちゃった

    不思議です

    さてこの子は嘔吐と下痢で虚脱して来院

    レントゲンとエコーでは異物が見つからなかったのですが

    異物が怪しかったのでバリウム造影を実施しました

    超音波検査やCT検査 X線検査で検出するのが苦手なものに胃内のX線透過性の異物(綿や毛玉)がありますが、当院ではX線透視装置を用いる事により、無麻酔で簡単に閉塞や異物を診断しています

    透視を用いると通常のバリウム検査に比べて 動的に見る事ができるので圧倒的に早く診断できます

    バリウム投与後3時間後

    なんか胃にあるよね?

    この時点で腸での閉塞は無かったので一晩点滴、回復を待ちました

    翌朝

    いい感じで水が抜けてカチカチに

    こりゃ出ないわなというわけで手術を実施

    結果、毛玉による消化器症状でした

    その後無事回復、本日抜糸となりました

    当院ではフェレットなどのエキゾチックアニマルはもちろんの事、犬猫の消化器疾患に関しても

    X線透視システムを用いて無麻酔での診断を迅速に実施しております

    嘔吐、下痢の際は御相談下さい

    さて、お気付きの方もいらっしゃると思いますが

    今回youtuberデビューいたしました

    これにて獣医は廃業

    youtubeで一攫千金目指します

    なんて嘘です

    真面目に頑張ります

     

     

     

  • 勉強会に行ってきました

    2018.4.20 | 院長ブログ | comment:0

    勉強会に行ってきました

    内容はヘルニアについて

    今日は会場の変更に伴って電車で行けるようになったので電車で初参加

    時間は車で行くより短かくなりました

    冒頭

    スライドに出てきた言葉がこれ

    acute on chronic disease

    慢性疾患の急性憎悪の意味です

    ほとんどの病気が慢性経過をたどり、その後急性の増悪をする

    ほとんどそういう経過をたどるのでその前に治療する事が重要です

    ただまあ、セミナーでは

    「プロなら飼主の気がつかない徴候をとれ、誰でもわかる嘔吐・下痢なんかの症状では遅すぎる」

    と言われるけど

    盛大に吐いたり下痢したりしないと中々治療させてもらえないのも事実

    難しいところです

    後ろの席では

    「新卒獣医何人入った?」

    とかの会話

    就職してすぐにワクチン打ちに行って、こいつを見ながら乳腺腫瘍について説明したのは遠い過去

    あのころ僕らはアホでした

    新卒獣医なんか何も知らんからね

    新卒の方が新しい知識持ってるとか、もうウソウソ

    あれから大分知識、経験を積みました

    より良い医療、まだまだ目指します

     

  • 術後管理は大事です

    2018.4.17 | 院長ブログ | comment:0

    今日は猫の去勢手術でした

    当院では、体が楽になるように術後はICUで少し濃い濃度の酸素を吸ってもらい保温を実施しています

    基本的にしばらくICUに入ってもらい、手術部位によってはエリザベスカラ―を装着したり、消毒したり

    術後管理はかなり重要です

    たまに

    手術の予約は飼主本人が来て

    手術当日になっていきなり

    「私これから海外行くんで、迎えは息子の嫁が来るから旅行中にやっといて」

    なんてセレブな方もいらっしゃいますが

    内心

    アッチャチャ~嫌だな

    と思ってしまいます

    息子の嫁はバっチャンの犬なんか屁とも思っとらんけんね

    術後・・・大事です

    自分の子供は守りましょう

    ついでに、抜糸は約10日から14日くらいです

    「早目に抜糸していいですか?」

    とも聞かれますが、身体が決める事

    僕に聞いても変わりません

     

     

  • 胆嚢炎 胆嚢摘出術

    2018.4.13 | 院長ブログ | comment:0

    今日は胆嚢炎からの胆嚢摘出術を実施した子の抜糸がありました

    数値も落ち着き元気です

    元々この子は嘔吐が主訴で来院したのですが、その時点で肝数値がかなり高く

    炎症の数値も測定上限を超えていました

    その後、症状は落ち着いたのですが、炎症の数値が治まらないため手術を奨めていました

    症状がなければ経過観察される事の多い胆嚢炎ですが、多くは開腹すると 

    こんなんなってます

    肝臓や胆嚢が他の組織と癒着してエライ事になってます

    根っこが見えません・・・(泣)

    これはほっといたらいけません

    こんなんなってるのはある程度予測がついていたので手術を奨めてはいたのですが

    俺のツラが悪いのか説明が悪いのか中々同意が得られず・・・

    他院で

    「東岸和田さんは腕がいいからやってもらった方が良いよ」

    って言われたとたん手術同意がとれ実施

    なんだろな?

    僕、結構ボーっとしてそうに見えますが

    実は、練習試合に負けても本番の試合では勝っちゃうタイプなんだよね

    古くは

    中学では練習試合では5連敗するも(俺悔し涙流す・・・)本番では全中二位のチームの中堅に一人だけ勝ち(大将戦で引っ繰り返され1-1の本数負け、けど逆に今度は泣かしたった)

    高校卒業後は一日18時間勉強して偏差値30以上あげて合格、入部した剣道部で、その年のインターハイ団体、個人 選抜 玉竜旗のチャンピオンになった選手と一本ずつ取り合って引き分け

    極真空手の新人戦では準決勝で信じられんくらいボコボコにされつつ、再再延長ラスト30秒でボコボコに仕返し

    「勝負に負けて、試合に勝った」

    と言われた男

    勝負所では雰囲気変わるようで

    「全然違う」

    とか

    「三味線弾いてんじゃねー」

    と良く言われます

    まあ

    見てくれは悪いが結構やります

    お任せあれ

  • 休診 難波ジュンク堂へ

    2018.4.12 | 院長ブログ | comment:0

    今日は休診

    難波ジュンク堂へ医学書を立ち読みに

    帰りがけ

    東南アジアの人に道を聞かれ(あの辺歩くと結構声かけられます)

    道教えてくれとの事

    聞いたら

    「where is yosinoya?」

    とさ

    思わず

    「gyuudon?」

    て聞いたら

    「YES」

    とさ

    しかも地図無し

    難波知ってる人なら分かると思うけど

    英語で吉野家の場所あそこから説明するの難しくないっすか?

    たぶん日本語でも難しいと思う

    一応

    「there is a yosinoya around nankai nanba, over there」

    って答えといたけど

    よー考えたら道一本渡った反対側にはすき家があったんだな

    こないだは夜の11時近くにJR難波近くで声かけられ

    「日本橋へ歩いて行きたい」

    とまた地図無し

    いや無理でしょ

    「TAKE TAXI」

    って答えておいたけど

    親切心ッスよね

    まあ地図くらい持ってあるけよな

    って感じです

    俺は悪くない

     

     

     

     

  • 健康診断やってます

    2018.4.8 | お知らせ, 院長ブログ | comment:0

    健康診断やってます

    3コース

    ①血液検査のみ

    ②血液検査+エコー検査 レントゲン

    ③血液検査+エコー検査 レントゲン検査+各種ホルモン検査

    血液検査だけでは関節の変形や内蔵の腫瘍、結石などは発見できないので画像検査も含めたコースを基本奨めています

    同様にホルモン検査も測定しないと分からないので老齢(7歳以上)にお勧めです

    今年は外注検査を採用しましたので結果がでるまでお時間頂きますが、検査時間そのものは短く、結果待ち時間も相当短いです

    前から外注にしとけばよかった・・・

  • 腫瘍取って軟口蓋切除して腫瘍とって胆嚢と脾臓とって、腫瘍取って、あくまで戦います

    2018.3.31 | 院長ブログ | comment:0

    今日の検診

    以前も登場した子

    前に出たときは胆嚢と脾臓腫瘍を同時切除で登場しましたが、今日は検診に来てくれました

    まあ、本当はそれだけじゃないんですけどね

    最初

    体表腫瘍取りで10カ所イボ切除、事前に軟口蓋といってノドチンコが長すぎるのが分かっていたので必要なら切除しようと望んだらまさかの外耳炎が酷過ぎて開口困難状態 喉頭の下垂も併発・・・

    それで気管挿管困難、なんとかイボ切除して麻酔覚まそうとしたら抜管できない・・・手術して軟口蓋切除しようにも口に手が入らない・・・一時間半かけてやっと抜管、気管切開しようか迷う

    次、また体表腫瘍が大量発生、自壊してどうしようもないので19カ所切除。深部結さつ器と言って手が入らない所でも縫える機械で軟口蓋切除

    次、健康診断で脾臓に腫瘍が見つかる CT撮ったら胆嚢も限界やから取れとの事。体表腫瘍20カ所切除、胆嚢、脾臓同時切除

    最後 体表腫瘍20数カ所同時切除

    毎回これで最後にしましょうねと言うんですが、まあ仕方ありません

    お互い辛いですが、まだまだ頑張りましょう

     

     

     

  • 私見 経口マダニ予防薬は人のマダニ媒介性疾患(SFTS等)には効かんと思う

    2018.3.24 | 院長ブログ | comment:0

    ブログさぼってます

    マダニ駆除、マダニからくる人獣共通感染症について調べていました

    マダニに興味の無い方はスル―お願いします

    製薬会社からの学術報告から生態の本までアマゾン大活躍

    これでも一部です

    きっかけは猟犬が来た事

    マダニぎっしり着いて行ったのですが、ネクスガード付けているとの事

    効いてないなというのが始まりです

    色々調べてみると

    ネクスガードのマダニ駆除までの時間は48時間

    製薬会社に問い合わせると 噛みついてからは24時間との事

    ここで重要なのはマダニの生態です

    マダニは吸血するときに噛みついてセメント質で体を固定して吸血するのですが、

    そのとき宿主にくっついたあとすぐに吸血するわけではなく結構体をウロウロするのとその時期は体から結構落ちるので周りが汚染されるため宿主についてすぐに駆除できる製剤が必要です

    なぜなら落ちたマダニが人を刺すから、動いてるマダニは他の宿主に移動するから

    48時間っていったら一緒に寝てるひとならマダニと一緒にベッドインなんて事になりかねないですよね

    しかも二晩も

    ヤバいです

    ただまあ、間違ってはいけないのは媒介性疾患が感染するのはマダニが噛みついてから24~48時間以降なので、犬は大丈夫らしい

    結論

    犬を防御できるけど人は防御しない

     

    冬でもマダニが出ます、人がSFTSに感染するから年中経口薬の投与が必要ですとか書いてる事多いんですが、おそらく嘘っぱちです

     

    フェイクニュース!!

     

    経口剤ではなく他の薬が必要です

    学術データ

    各種駆除剤を使った状態でのマダニによる攻撃試験実施3時間後のデータです

    上のオレンジ線はスポット剤 青は経口ノミマダニ製剤のネクスガード、緑は3ヶ月効果の持続する経口ノミマダニ薬のブラべクト錠

     

    経口剤はほぼ全く効いてない

    まあ当たり前ですよね、吸血しないと効かないんだから

    (北斗の拳より トキと闘うラオウ)

    ただしノミにはこれらの薬はよく効きます

    おそらくマダニ防除に関してはノミとは別個の対応をとったほうが無難でしょう

    具体的にはスポット剤が有効と思われます

    メーカーも分かっていて

    ある経口ノミダニ薬の新薬のパンフレットには投与後8時間で即効性があるってうたっていたのでよく見ると、48時間前にマダニをくっつけてキッチリ噛みついてから投与して8時間で死ぬよって話だったり

    今一番売れている経口ノミダニ薬の学術担当に聞いたら

    「家でブラッシングしてください」

    って言われ

    「家でブラッシングしたら生きてるダニが落ちて室内が汚染されますよね」

    って返すと

    「48時間室外に置いとくとか・・・」

    そんな無茶な・・・

    しかし担当さんメッチャ嫌そうやったなあ~

    ちなみに各種官公庁のホームページではマダニ防除に犬猫のマダニ駆除をしなさいとは書いてないんだなあ~

    色々変態的に調べてます

    御相談ください

    また真面目の事書いちゃった スイマセン

     

     

     

     

     

  • ワクチン打ちましょう

    2018.3.23 | 院長ブログ | comment:0

     

    ブログさぼってます・・・

    色々調べ物が忙しくて・・・

    本題に戻ります

    ワクチン打ちましょう

    最近はワクチン3年でいいとか色々言われていますが、当院は毎年打ちましょう、という方針です

    何故か

    という話は診察室でいたします

    長くなるからね(真面目な事書くと怒られるのです)

    ただ、本音を言えばワクチン3年問題について誰も聞いてこないのはちょっと物足りないです

    もうね、論理的、合理的に

     

    メチャメチャギタギタに

     

    完膚無きまでに論破してくれる

     

    わ!!

     

    とこちらは手ぐすね引いてるんですけどね

    論客お待ちしております

    製薬メーカーがくれた景品です

    セーフティライトらしい

    散歩のお伴にどうぞ

    犬8種ワクチン接種者に先着順のお渡しします

    ワクチン代は8種7000円です

    5種ワクチンは5600円です

    5種の子にもあげてもいいんだけどメーカー違うから、怒られちゃうんで駄目です

    数に限りがあります

    お早目にどうぞ

     

  • フィラリア予防薬 ノミ・マダニ予防薬 特別キャンペーン始まります

    2018.3.16 | お知らせ, 院長ブログ | comment:0

    フィラリア予防薬、ノミ・マダニ予防薬の特別キャンペーンを開始いたします

    メーカー推奨で最低限予防しなければいけない期間は5月~12月半ば以降までとなっていますが

    土生町周辺では毎年フィラリア陽性犬が見つかること、2年に一回は急性のフィラリア症で担ぎ込まれてくる事を考えると少し早目に始めて 少し長めに予防しておくのが得策です

    今年もすでに1件急性のフィラリア症 大静脈症候群が発生しています

    そこで、今年はノミ・マダニ予防薬、フィラリア予防薬ともに

     

    3月~5月末までの購入で7個購入された

    場合1個サービスでお付けします

    例えば4.5キロのワンちゃんで

    ジャーキータイプのフィラリア予防薬 イベルメック(900円) ジャーキータイプのノミ・マダニ予防薬 ネクスガード(1500円)を使用した場合

    8カ月で2400円お得になります

    ネコちゃんのフィラリア予防薬も同様の条件です

    お早目にどうぞ

    フィラリア摘出用のブラシです

    急性フィラリア症の時にはX線透視下で首の血管から心臓にまでこのブラシを入れてフィラリア虫体を摘出します

     

     

東岸和田動物病院

岸和田市土生町2-30-15(イオン近く)

TEL. 072-438-7878

土・日・祝も診察中

診療時間