院長ブログ

  • 口鼻瘻

    2014.5.12 | 軟部外科, 院長ブログ | comment:0

     

    最近、ブログの更新を怠っていたので今日は久しぶりに更新です

    今日は真面目な話

    口鼻瘻のお話

    みなさん、歯磨きが大事だという事はご存じだと思います

    歯石がたまって歯周病が進行すると口が臭いとか、歯がグラグラになるとか位は想像できるとおもいますが

    進行して、特に犬歯が抜けると

    CIMG1437

    こうなります

    本当はもっと歯石が付いていましたし、鼻腔内には炎症性のポリープも出来ていたのですが摘出しちゃっってからの写真です

    中央の穴は犬歯が抜けたところで、中に覗いているのは鼻腔になります

    こうなると食べたものが常に鼻の中に入る事になり、鼻水やくしゃみが出て非常に苦しい

    これだけ大きいと塞ぐのは結構難しいし大変です

    歯肉は完全に後退していますので頬の粘膜も使って塞ぎます

    CIMG1438

    こんな感じです

    術後は2週間程柔らかいものを食べさせてもらう形になります

    今日は術後1週間目

    経過良好です

    みなさん歯は大事です

     

     

     

     

     

  • 声帯切除術

    2014.2.23 | 軟部外科 | comment:0

    準備中

    しばらくお待ちください

  • 唾液腺切除術

    2014.2.16 | 軟部外科 | comment:0

    準備中です

    しばらくお待ちください

  • 軟口蓋切除術

    2014.2.16 | 軟部外科 | comment:0

    準備中です

    しばらくお待ちください

  • ソ径ヘルニア(卵巣腫瘍及び膣腫瘍、乳腺腫瘍同時切除)整復術

    2014.2.16 | 軟部外科 | comment:0

    準備中です

    しばらくお待ちください

  • 子宮蓄膿症

    2014.2.16 | 軟部外科 | comment:0

    準備中です

    しばらくお待ちください

  • ひも状異物

    2014.2.16 | 軟部外科 | comment:0

    準備中です

    しばらくお待ちください

  • 消化管内異物摘出

    2014.2.16 | 軟部外科 | comment:0

    準備中です

    しばらくお待ちください

  • 前立腺膿瘍 腎不全

    2014.1.24 | 軟部外科, 院長ブログ | comment:0

    泌尿器系の手術も色々ありますが、厄介なもののナンバー1は前立腺です

    前立腺は副生殖腺で膀胱の根元にあり、加齢とともに増大する組織で未去勢の子では前立腺の肥大や前立腺にのう胞、感染を伴えば前立腺膿瘍を、腫瘍では前立腺ガンが発症します

    治療としては抗生物質やホルモン製剤、去勢手術、前立腺切除etc・・・

    教科書的には色々書いてはありますが、はっきり言って効かないことが多いです

    前立腺には薬の浸透を防ぐ前立腺―血液関門がある事、解剖学的に膀胱に行く神経や血管が前立腺を経由する事、膿瘍では感染もあるため外科的切除も難しく、再発率も高く

    正直、良性の前立腺用肥大以外はなかなか治療は困難と言われています

    今回の子も、こんな感じ

    これ、13キロのワンの前立腺に貯まっていた膿です

    過去に前立腺膿瘍からの腹膜炎をおこし、一度内科的に落ち着かせましたが、再度悪化

    この子に関しては前立腺の感染から4段階のうち2~3段階の腎不全も発症しており、検討の結果、リスクはありますが、全身麻酔による去勢及び特殊な薬液注入を実施しました

    術後10日を経過し、抜糸しましたが、経過良好で膿瘍も縮小、腎数値も落ち着いています

    こんな感じ、調子よくなってスタコラ逃げるの図です

    この治療は一回で良くなることが多いのですが、例え再発しても再度注入したら良いだけの事、文献的にも成績がよく、抜いて入れるだけ、

    お薦めです

    飼い主さんも

    「今回はこのまま逝ってまうかと思ったわ」

    といっておられましたが

    うちに来ているかぎり、そうは逝かせません

    前立腺疾患でお困りのかた、相談承ります

     

     

     

     

  • ひも状異物

    2014.1.20 | 軟部外科, 院長ブログ | comment:0

    わんちゃん、ねこちゃんの誤飲で一番嫌なもの

    それはヒモ!!

    腸は蠕動運動をしますので普通の異物だと一カ所だけが壊死したりするだけですが、ヒモの場合はギューっと締め付けられるため、ダメージを受ける範囲が広くなりがちです

    https://www.higashi-kishiwada-ah.com/wp-content/uploads/CIMG12912.jpg

    こんな感じ(グロテスクな画像を含みます

    今回は最初が胃の中に引っかかっていて、最後はお尻から出ているような状態だったので、胃、小腸二カ所の切開にて取りだす事になりました

    切除したヒモです

    腸のダメージの具合によっては、腸を切るため、短腸症候群(腸が短いため消化がうまくいかない病気)になったりもします

    とても怖いです

     

東岸和田動物病院

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