院長ブログ

超大型犬の内科的子宮蓄膿症治療 アリジン

2018.10.1 | 院長ブログ | comment:0

今日は超大型犬の子宮蓄膿症に対して内科的治療薬であるアリジンを投与しました

子宮蓄膿症とは中年から老年にかけて子宮に膿が貯まってしまう病気で放置すると死にいたる病気です

治療法としては基本的には外科的な子宮卵巣切除術が奨められますが、なんらかの原因で外科的切除ができない場合は内科的に治療が行われます

治療成績としては開放性子宮蓄膿症(膿がダラダラ出てる)タイプで92.7% 閉鎖性子宮蓄膿症(膿が出ない)タイプで66.7%の治癒率があるそうですが、ただし開放性で20%、閉鎖性で33.3%の再発率があります

色々考えてもやはり外科的切除がお勧めです

今回は持病のため内科治療を選択したのですが

なんせ今回は30キロ以上の超大型犬

用量的に2バイアル以上が必要となり、なかなか2バイアルとか常備している変態、もとい獣医さんは少なく 全国津々浦々、色々な獣医さんに声をかけさせて頂き、最終的に大学の同級生で東京で開業している獣医さんに送ってもらいました

台風を挟んだので中々薬が届かず、ヤキモキしながら待って本日到着

開けたら

こんな手紙が同封されてまして

もうね、こんな小ネタ要らないから

 

早く送ってこいよな

40過ぎてウンコ・シッコって( ^ω^)・・・

やはり変態です

変態的呪いのこもった薬

効きそうです

 

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