院長ブログ

避妊・去勢手術時の疼痛管理 

2017.11.13 | 院長ブログ | comment:0

今日のお昼は猫さんの手術でした

今までブログに書いてなかったので、避妊・去勢手術実施する上での当院の当日、術前の流れについて書いてみます

当院では基本的に手術前は朝6時以降は絶食、ただし水はOKとさせて頂いております

理由は吐いて誤嚥性肺炎を防ぐため

基本的に全ての手術を気管挿管下で行っているので滅多な事はありませんが、

ご協力お願いいたします

また、お預かり時間は午前10時に預からせて頂いてます

なぜなら

論文ベースで術前二時間前からの注射で吸入麻酔量が減少させられると言うデータがあるから

手術時間から逆算して疼痛管理を実施していきます

ご協力宜しくお願いいたします

麻酔中は麻薬を用いた疼痛管理を実施しています

ただし、猫は麻薬に対する感受性が低いため局所麻酔剤による疼痛管理がメインとなります

最後は術中、術直前の局所の麻酔を実施します

注射で局所麻酔を浸潤させて痛みをとります

写真は女の子なので皮下に浸潤

切ったあとも直接局所麻酔剤をかけて疼痛管理を実施します

男の子は直接キ〇タマに直接注入

同じ男族として結構痛いんじゃないかと思って滅茶苦茶細いインスリン用注射で打ってみたりしてますが

なんか痛くないようです

まあ、注射すると、キ〇タマがブッと膨らむのが感じられるんで、こっちのが想像痛で縮みあがるんですが・・・

まあ色々良いようになる様に真面目にやってます

ご協力下さい

 

 

 

 

 

東岸和田動物病院

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