院長ブログ

アレルギー性疾患について

2012.11.10 | 院長ブログ | comment:0

当院ではアレルギ―性皮膚疾患のワンコに対して積極的にアレルギー検査を実施しています

理由はアレルゲンを特定できればうまくいけば症状を全快する事も可能だから

今現在、アレルギ―性の皮膚疾患の治療はザックリと3つあると思います

①一つはアレルギ―で起こってくる痒みをステロイドや抗生物質、シャンプーなんかで取り合えず抑えてしまう
これが一般的な病院で行われる治療法になります

②次はアレルゲンを特定して回避する
採血して検査するんですが、費用がかかります

③アレルゲンを特定して減感作療法
薄めたアレルギーの元を入院管理下で注射して体を慣らします

①②③の順にハードルが高くなります

当院の場合①の一般的な治療を行っても良化しない場合に、②に移る事になるんですが

アレルゲンを特定しても

特に、米、大豆、ジャガイモなんかの主食がダメとなるともう大変です

食物アレルギーは原因を特定できれば嘘の様に良くなるので、大丈夫なフードを探す事になるんですが

なかなか見つからない事もあって、悩む事もあります。

今回検査結果が出ている子も中々に難しい

1種類は見つけたんですが、他は取り合えず市販の物ではないですね

これで駄目なら③の減感作療法しかないんですが・・・

この間、以前勤務していた動物病院の看護師に

「くだらない事ばっかり、良く書けますね」

って言われたので、今回、苦悩する獣医師像をお見せしてみました。

水上では白鳥の様に優雅に、水面下では必死に

僕もいつも遊んでるわけではないんですよ

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