院長ブログ

耳への思い 重度外耳炎 中耳炎

2018.3.4 | 院長ブログ | comment:0

今日ご紹介したいのは、二週間に一回現在も通院してくれているワンちゃんの事

何故通っているか?

それは外耳炎です

ただし

こんな感じ

MRI、CTでも

所見としては外耳炎と耳道狭窄、中耳炎 耳道の石灰化

排膿して、中耳炎から発熱したり、口が開きにくくなったり

病理所見では腫瘍性変化も否定できないと言ううものでした

まあ手術適応でした

でした、というのは今はこんな感じ

 

耳道の石灰化は残っていますが、その他はほぼ正常

通常、このくらいの外耳炎の手術となるとかなり合併症のリスクが伴うので

飼主さんの希望で手術はせず

ドレナージ(排液)と徹底した抗菌療法を実施しました

ただし年単位

よく飼主さんもついてきてくれたなと思います

個人的に思うのは治療というのは武道の試合と似ていて

始まった瞬間に勝負がつくことは珍しくて

ジリジリ一進一退しながら、致命的一発をもらわないように我慢しながら

試合を組み立てていく

そんな感じです

なかなか飼主さんには理解してもらえない所ですけどね

嫁さんには

「大阪人は結論から言わないと駄目なのよ!!」

と良く言われるんですが

まあ俺、大阪人じゃないしね

これからもモチャモチャ言うと思いますが

粘り強く戦いますのでよろしくお願いいたします

 

東岸和田動物病院

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