今日の検診
お正月明けにテンカンによる痙攣で入院
約1週間、意識が戻らず、ICU内で点滴とカテーテルによる胃内への直接の食事給与で維持
全く目が離せず
一次は肺炎と多臓器不全から安楽死も検討に上った子ですが無事回復
薬の調節が必要ですが経過は良好です
この子の件で言いたい事
治したぜ!!って事ではなく
やっぱり治療は最後は死力を尽くした接戦になる
そんで、やってみなければ分からないって事
時代劇みたいに一刀両断ってことは少なくて
多くは武道やスポーツの試合と一緒で一進一退の泥試合
持久戦になります
点滴を繋いで、カテーテルに繋いでやりすぎだと言われるかもしれませんが
負けると思って戦ってるわけではありません
それにスポーツや武道と違うのは
一日生きるという事は
一日少し勝ち残るという事
その積み重ねの中に勝機が見える事もある
時々、飼主様が見てられないからっていう理由で治療中止って事がたまにありますが
最後の最後は神様とその子の生命力が決める事なんじゃないかな
そんな気がします
我々にできるのは死力を尽くしてやれる事を淡々とやる事
プロとして力の限り戦います