今日は午前診を休診して尼崎まで外科実習に行ってきました
内容は脊椎の神経外科について
内容も非常に参考になりましたが、やっぱり一番参考になったのは手術の術式等の場外トーク
獣医の外科の世界は嘘が多いですから
他院のブログなんかを見てても99.9%歩かなかっただろう脱臼や骨折を得意げに整復しました~とか(戻しはしたんだろうから厳密には嘘ではないが無知ではある。治った所を見せないのは嘘くさいです)
外科専門誌でフルカラーで60ページも特集しておいて巻末で、著者が私自身は成功率の低さから現在実施してませんって締めくくりだったり
その分野の大御所のセミナーで6時間も講義を聞かされたあげく
みんなが一番聞きたい事を言わねーなーと思ったら
最後に
「○○(聞きたい事)については余りの合併症の多さから今はやってません、意地になってた」
なーんて衝撃発言が飛び出したりするので
油断できません
ほんでこういう発言は大体小さい会場で出てくるので
面倒ですが直接足を運んで、対面で相手のパンツの中まで覗いてくる必要があります
色々な人の話を聞いて、正しいと思われる治療、データに基づいた治療を行うこと
EBM
それが大事です
今日も明日も前進し続けます