院長ブログ

傷の大きさについて考察

2012.11.17 | 院長ブログ | comment:0

腫瘍なんかを、切除手術すると、結構な確率で

「あら!!結構大きいのね」

と言われます

なんで、今回言い訳です

その訳は、例えば直径1センチの腫瘍があって、切除するとすると

腫瘍切除する時は大体周囲何センチかを再発しないように、マージン(余白)として切り取ります

今回1センチとすると

実際は楔型に切るんですが、今回例として綺麗に丸くきっても直径3センチの円形になります

切り口は円周2×π×半径の公式により

2×3.14×1.5≒9センチ

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こんな感じに、折り返して縫うので結局長さは円周の半分の4.5センチ弱になるわけです

同様に2センチだと6センチ強

3センチだと9センチ強になって

「あら!!結構大きいのね」

につながっていくわけです 

実際は、皮膚が足りない分、引っ張られたりもするので、場所によっては

「あら!!結構大変なのね」

になったりもします

逆に避妊手術なんかは3センチ切ったら3センチ縫うだけ

傷口が引っ張られる事もないし、全く別物です。

なんで皆さん腫瘍は大きくなる前に切除しましょうね

東岸和田動物病院

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