院長ブログ

獣医都市伝説

2018.6.12 | 院長ブログ | comment:0

「獣医さんって吹き矢で麻酔かけるんですよね」

と今日言われる

あるある獣医都市伝説

吹き矢で麻酔かけた事ある獣医の方が少ないと思う

実際あれやろうと思うと結構難しいと思う(やった事ないけど)

まず打つ場所

安全なのは大腿部前面くらいかな、腹や胸部は結構危ない(肝臓や肺損傷の危険あるもんね)

深さも難しい、動物によって皮膚の厚さが違うし

針もそれなりの太さが必要だろうし

動いてる動物の太ももの前にぶっとい針を直角に打ち込む

難しくないっすか

あー言うのは大型草食動物の無類のタフネスと失敗しても誰も文句言わない野生動物だって事で出来ること

牛とか凄いっすよ

昔、北海道に実習に行った時の事

牛の胃袋がひっくり返って手術が必要になったんだけど

なんかジャングルジムみたいの出してきて

そこに牛括り付けて局所麻酔で開腹

凄いのは、なんとその獣医、局所麻酔が足りなくなって

獣医「ちょっと町までとってきますわ」

オーナー「そだね~」

とか言って車で出て行って

アブとハエが飛び交い、ウンコ交じりの埃が飛び交う中

そっから一時間半、腹開きっぱ

そっから手術して

夕方見に行ったら飯モグモグ普通に食っている

まあそんな感じです

「そだねー」は話盛ったけどほぼこれ実話

もういっちょ調子に乗って

なんかのセミナーでのセンセーが出した牛の腹腔鏡のビデオ

腹腔内精巣の摘出なんだけど

居並ぶ犬猫の獣医の中

突然画像が真っ赤に・・・

見ると血管の止血がうまくいかなくて、蛇口捻ったみたいに大量の出血が・・・

犬猫なら確実に死ぬレベルの出血に

見てる獣医全員、出た瞬間

「うお~!!?」

と超焦る中

センセー平然と

「大丈夫、牛は例え放っておいても、これぐらいでは死にません」

とな

まあとんでもないです

動物病院の獣医はそんなの扱わないので

俺なんか吹き矢なんて忍者村でしか見たことない・・・

動物病院の実際

隙あらば引っ掻こう、噛みついたろうとするのを搔い潜りながら

細い血管に注射する

接近戦です

 

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