院長ブログ

会陰ヘルニア

2014.12.10 | 軟部外科, 院長ブログ | comment:0

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おうちのワンちゃんで肛門の横が写真の様に腫れていてウンチが出ない

心当たりがありませんか?

それはもしかしたら会陰ヘルニアという病気かもしれません

会陰ヘルニアとは骨盤の筋肉の委縮、欠損によって直腸を支えられなくなる病気で多くは去勢を行っていない高齢の雄犬によく見られます

症状は会陰部の腫脹、排便困難 排尿困難と多岐にわたり、直腸が穿孔したり膀胱が出てきて閉塞すると死にます

図にすると

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正常な子はみっしり筋肉がついて隙間がありませんが

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ヘルニアの子はこんな風に大穴があいてます

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実際の写真です、金属製の器具が入っている所がヘルニア孔です

ここから膀胱が出たり直腸が出たりして色々問題を起こします

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上からみるとこんな感じ、直腸が蛇行してウンコがでなくなります

治療は外科手術ですが

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最近でた外科の雑誌でもこれぐらい方法があり、決め手の方法はありませんが

当院では精巣の膜を使う方法(総鞘膜法)か人工メッシュを使う方法を好んで実施しています

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実際の手術写真です

この子は陰睾で精巣の膜が使えなかったので人工メッシュを使用して閉鎖しています

「去勢は可哀そう」と言ってるあなた

この病気、なったらもっと可哀そうですし、治すのは結構大変です

去勢をしておけば防げる病気ですので、早期の去勢をオススメいたします

また

「まだウンコが出てるからいいや」と言ってるあなた

そんな問題じゃありません

色々お早目にどうぞ

 

 

 

 

 

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